咀嚼するように文章を何度も読み返し、ゆっくりじっくりと味わいました。
それほどにメッセージ力の強い絵本です。
私は空について書かれた文章が好きです。
『そらにとってたいせつなのはいつもそこにあるということ』、見上げれば空はいつでもそこにいてくれます。
嬉しい時の青空、悲しい時のくもり空、初めて海外に行った時の空、いつでもどこでも確かに空は悠然とそこにありました。
当たり前のように存在していました。
今、私は今母親となり、子供がいます。
あなたがあなたでいること、と、いつもそこにあるということが私の中では密接に結び付きます。
母親として、空のように泰然と存在しつづけたい、自信を持って。
この本を読んでそんな確固たる思いが芽生えました。