3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。ナミチカはおじいちゃんと一緒に森へきのこ狩り。おじいちゃんはとても物知りで、見ただけできのこの名前とそれが食べられるかどうかを教えてくれます。ところがナミチカはかわいい赤いかわいいきのこに誘われてひとり森の奥へ行ってしまい、そこで赤いきのこたちと戯れる夢を見るのです。本人は実際に戯れている体験をしますが、気がつくとひとり木の根元で目を覚ますのです。おじいちゃんに助けられ、家に帰ると取ってきた食べられるきのこでスープを作って飲みます。
きのこと戯れるなんて、あまり夢でもやりたいと望むかどうかは微妙なところですね。そういうところに焦点をあてるなんて珍しい絵本だと思いました。色がきれいなきのこは実は毒キノコとなんかで言われた記憶があるので、実は赤いきのこは食べられない代わりに、嫌われたくないので戯れることでいい思いをしたいと思ったのでしょうか。まあかわいいストーリーだな、とは思いました。息子は、あまりきのこが好きではないので、あまり興味を示しませんでした・・・。