フィボナッチ・・・といえば、数学の世界では有名人。
自然の中にも隠れている不思議なフィボナッチ数列。
教科書でも出てきたように記憶しています。
この本は、そのフィボナッチの人となりからその生涯を詳しく追っています。
そうか、この数学者はこういう子どもだったんだ・・・。
数学に小さいころから秀でていたものの、あまりに秀ですぎているために周りには理解されず。
「のうなし」だなんてあまりにひどい呼ばれようです。
この時代ですから、今とは価値観も違うわけですけれどね・・・。
でも、本人は、そんな呼ばれ方をされても全然気にしなかったんですって。その理由とは・・・?
そして彼が見つけたフィボナッチ数列。
「うさぎの夫婦と子どもの増え方」がフィボナッチ数列になる、という例がわかりやすく示されています。
(この問題も有名ですね)
算数好きを自認する6歳の息子、この問題を見てしばらくうなっていましたが、さすがにまだ難しすぎたようです(笑)。
でも、自然の中に存在する「うずまき」がこのフィボナッチ数列から導かれることはわかったようで、数の不思議を実感していました。
最後のページには、絵に隠されたフィボナッチ数を問う問題も載っていて、またページを振り返って探す楽しみもありました。
算数が好きなお子さんにお勧めです。