「れいぞうこのなつやすみ」などで楽しい本を書かれている方の本ということで手にとってみました。
主人公のしょうへいくんのもとに、ひょんなきっかけでやってきたカエル。
「れいげんあらたか」な神社からやってきたということで、しょうへいくんはカエルをもとの場所に送り返す代わりに、願い事を一つ聞いてもらうという協定を結びます・・・。
テストの点数が悪いとか、お隣の席の女の子とうまくなかよくなれないとか・・・子どもならではのかわいらしい悩み事ですよね。
と、思うのは大人目線だからであって、本人にとっては結構深刻な悩みなのかもしれませんね。
このお話でしょうへいくんは、それをいったんはカエルくんに託そうとするのですが、。
結局は、他力本願ではだめなんだ、ということですね。
困難は自力で乗り越えてこそ、実りがある、というか。
案ずるより産むがやすし、というか。
がんばってみる、まずはそこから始まるのですね。
カエルくんの関西弁も楽しいです。
小学校低学年くらいのお子さんにお勧めの幼年童話です。