ぼくはおとうさんと一緒に1週間過ごします。慣れない家事が大変だったお父さんも、1週間の終わりにはそうじもお料理も上手になりました。
そんな、どきどきわくわくの変化が細かく丁寧に描かれています。文字は、見開きにちょこっとあるだけで、幼い子供でも、自分で絵を見ながら御話がわかるようになっています。
我が家のお兄ちゃんもお父さんと家で1週間過ごしたことがありました。そのときお父さんはなんと、四角いおにぎりを作ったそうです。お母さんと同じことをしていたのでは、つまらないと言って。この本のお父さんはそんな風に無理はしません。でも、最後にじかんの余裕ができると、日曜大工でお母さんにプレゼントを作るのです。もちろん、ぼくも手伝います。そして、それを持ってお母さんをお迎えに行くのです。
1週間、おとうさんもぼくも大変だったけど、結構楽しかったのかもしれません。もし、小さな子がお父さんと二人で過ごさなければならなくなったら、この本を読めば安心できるのではないでしょうか。