ババール4作目。ババールとセレストの子供が誕生します。
前半は、子供が生まれる前の、ババールのそわそわと落ち着かない感じがよく描かれています。
中盤以降は、フローラがガラガラを飲み込んでしまったり、アルチュールが坂の途中で乳母車を手放してしまったり、アレクサンドルが川でワニに襲われそうになったり・・・ 子供たちのいたずら(?)ぶりはもちろんのこと、世話する側の未熟さも、きちんと描かれています。
本作は、ヒヤッとさせられる場面がいくつかあり、そのたびに子供たちは「あっ」と声を発していました。これまで読んできた中では、子供たちが一番お話に入り込めた作品だったと思います。途中で区切ることなく、一気に読んでしまいました。