井上洋介さんのふにゃふにゃした字で描かれた、本の題名に妙に惹かれて、手に取りました。
なんだか読んだことのあるようなお話だなぁと思いましたが、ぽた子さんの感想を読んで、判明しました。
私も最近、主人公の友人が馬にされてしまうお話を読んだのでした。でも、主人公達は、大人ではなく、子どもでした。多分、元は一緒で、伝わっていくうちに少しずつ変化していって、いくつかのお話になったのでしょうね。
さて、この絵本ですが、とても面白かったです。
普通、美人で働き者の宿屋のおかみさんは、絶対に良い人であるのに、それが実は悪者だったり、そのおかみさんが、自分が人にしたことと同じやり方で、罰を受けたりと、なかなか気の利いた内容になっています。
仙人のおかげで解放されたおかみさんが、どこまでも逃げていく姿が、もしやまたどこかで小さい悪さをしそうな感じがして楽しいです。