おっと合点承知之助」 ジュンイチさんの声

おっと合点承知之助 作:齋藤 孝
絵:つちだ のぶこ
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,485
発行日:2003年01月
ISBN:9784593560455
評価スコア 4.71
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  • 伝えたい日本語

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    齊藤孝さんと言えば
    『声に出して読みたい日本語』『三色ボールペンで読む日本語』『読書力』『会議革命』『質問力』『齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ』『原稿用紙10枚を書く力』『人を10分ひきつける話す力』等 沢山の書籍を読んだことがあります。

    読書論から果ては、小学生の勉強法に至るまで広いジャンルを網羅し、固定ファンも多い作家です。

    この絵本は、付け足し言葉の紹介です。
    あとがきに解説がありました。

    「付け足し言葉は、人に向かって調子よく使う言葉です。
    相手との言葉のやり取りにつける、いわば潤滑油のような働きがあります。
    たとえば、縁台で将棋を指しながら、相手と将棋だけでなく、言葉のやりとりも付け足し言葉で楽しむわけです。
    付け足し言葉の多くはまったく根拠がないというものだけでなく、何かのシャレになっていたり、古典の引用になっていたりするものもあります。」

    全部で15の付け足し言葉の紹介がありましたが、私が小学校の頃に良く使ったものに
    「結構毛だらけ猫灰だらけ」
    「驚き桃の木山椒の木」
    なんかがあります。
    今では廃れてしまっており、時代とともに盛衰もあるのだと思います。
    「しーらんペッタンゴリラ」なんていうのは、今の時代のもの。

    この言葉の持つ響きは、日本語の素晴らしさを良く表現しているもの。
    核家族化が、こうした文化の伝承を無くしている側面もあり、こうした絵本の存在は極めて貴重だと思います。

    きっと、子供には、この付け足し言葉の楽しさが分かるはず。
    伝える機会を提供してくれた齊藤孝さんの志を受けとめ、是非、多くの人に読み聞かせして欲しい作品です。

    投稿日:2011/08/23

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