読み聞かせ講座の課題図書で読みました。
意外にも中国は揚子江のあひるのおはなし。
中国の人々など、エキゾチックな光景が展開します。
親戚も含めて大勢で川べりに停泊した船に住んでいるあひるのピン。
ある日、家族とはぐれてしまったピンは、いろいろな光景を目にするのです。
表紙に書かれたピンの綴りを見ると、なるほど、中国名ですね。
現地ではどんな漢字が当てられるのでしょうね。
(北京が舞台の歌劇『トゥーランドット』の脇役の面白3人組の名前は
ピン、ポン、パンでしたね。)
そういえば、中国ではあひるは食用として飼われています。
そんな背景もさりげなく描かれていていいですね。
エキゾチック的な誇張表現もありますが、
絵を描いたクルト・ヴィーゼさんは中国で暮らされたこともあるので、
多少はリアリティがありますね。
ラストは大家族と一緒の安心感のあるものです。
よかったね、ピン。
でもね、そもそもこの家族、食用に飼育されてるんじゃないのかしら???