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いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」 にゃごにゃご隊長さんの声

いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう 作・絵:バージニア・リー・バートン
訳:村岡 花子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1961年08月
ISBN:9784834000047
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,466
みんなの声 総数 108
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    バージニア・リー・バートンさんの作品は、家に『じょせつしゃ けいてぃ』を持っています。
    息子にとって2冊目の出会いとなる本作品はあまりにも有名で、息子が赤ちゃんの頃からいつか読んであげたい、でも、いつ?とタイミングを見計らっていた絵本です。
    慎重になってしまう理由は、色のない絵と、ボリュームでした。

    3歳2ヶ月。最近はずいぶんと長いお話も楽しめるようになったので、一度読んでみて、まだ興味を示さないようなら先に延ばそう、と図書館で借りてきたところ、うれしくも大ヒット!毎晩のように「ちゅーちゅー読んで」といってもってきます。
    「長いお話だから、疲れたら途中で寝てしまってもいいからね」と前置きをして読みますが、寝ませんね(笑)
    でも冒険性のある物語のおかげで満足感が得られるのか、昨夜などは独語1分ほどでスースー寝息をたてて寝てしまいました(笑)寝かせつけ用に一冊買おうかしら。

    さて、この物語。自分勝手な行動をして失敗したちゅうちゅうが仲間に助けられ、最後は反省して元の生活に戻ります。
    よくあるパターンといえばよくあるパターンなのですが、なぜかラストにもの悲しさを感じるのは私だけでしょうか。
    ちゅうちゅうは「自由」の楽しさを知ることができたでしょうか?
    つかの間の自由を謳歌して、そのうえで自ら元の生活に戻ることを選んでほしかったな。
    鎖でつながれて引っ張られて帰るシーンがなんとも印象的です。
    この作品が生まれた国の当時の時代背景を知りたいと思いました。

    ちゅうちゅうを子、仲間の3人の男たちを親(家族)と重ねて読むと、ちゅうちゅうはまだまだ子供だなぁ、と思います。

    投稿日:2017/01/16

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