1974初版のロングセラーで、シリーズ化している記念すべき第一作にあたります。
ねずみくんは、お母さんに赤いチョッキを編んでもらいます。
とてもお似合い。
それを褒めたアヒルくんに貸したら、次々に大きい動物達が着てしまい、しまいにはゾウさんまで着ることに。
チョッキは、伸びきってしまい、可哀そうなねずみくん。
これってイジメかと思いきや、最後の頁であっと驚くサプライズがあってハッピーエンドで終わります。
「すこし きついけど にあうかな?」
っていうのが、動物達の合言葉。
テンポが良くて、本当の一発芸のような構成なのですが、これが小さい子にはたまらないでしょう。
やはりロングセラーになる本には、訳がありますね。
緑色の縁取りに、赤いチョッキの映える構図も素敵です。
2〜3歳児ぐらいからと推薦がありましたが、もっと小さい頃からでもOKかも知れません。