最初に読んだのは1歳の頃ですが、奥深い良さがいまひとつ伝わっていないようで、ハイテンションでどんどんページをめくるので、私の方がなんだか読む気が失せて、本棚の奥にしまっていました。
ずいぶんたった2歳ごろに、たまたま息子がみつけて、また読むようになりましたが、この頃には、同じシチュエーションで読んでほしい様子で、夜寝る前に読み聞かせるようになりました。
一見地味な色合いですが、とても美しいです。
部屋の中がだんだんと暗くなり、私の読み聞かせる言葉も、自然と最後に近づくにつれてゆっくりになっていきます。
最後の「そこここできこえるおとたちも」という言葉と、ぼっと浮かぶ照明がなんとも言えません。
これからも、長く読み続けることになる絵本だと思います。