1ページごとに描かれる挿絵と、ちょっとの文章が、なによりなほちゃんの気持ちを表しています。
なほちゃんほどではないけれど、小さい頃からのキャンプ経験がある私としては、当時感じていたみずみずしい夏山の風や闇が、ありありと思い出されました。
逆に経験のない子なら、「キャンプってどんなだろう」と期待感に満ちてくることでしょう。
グループ行動の厳しさと温もりを、易しい言葉で描き出した珠玉のアウトドアストーリー。
うちはキャンプの後に読みました。一人っ子なので、なほちゃんの気持ちはわかりづらかったようだけど、臨場感は味わってもらえたかなぁ?
読んでもらうなら幼稚園から、自分で読むなら小学生からですかね。