児童書ではありますが、文字はとても少ないので
絵本感覚で読み聞かせができます。
シンプルな色遣いの絵が、想像力をよりいっそう膨らませてくれます。
森の緑は、いつか家族とお出かけした時に見たあの森の色に。
みんなで食べている美味しそうなキャンプ料理は、ボクが大好きな○○に違いない!
夜の花火は、きっとこんな色♪
などなど。
はじめてのキャンプの間に
なほちゃんがみるみるたくましくなっていく様子は、
大人の私でも、毎回ほれぼれしてしまいます。
この本を読むと、
キャンプをしたことのない子は、
きっとキャンプに行きたくなってしまう!
キャンプをしたことのある子は、
やっぱりキャンプに行きたくなってしまう!
さぁ!読み終わったら、ぜひキャンプに行きましょう♪
キャンプから帰って来て、もう一度この本を開くと。
森の絵は、様々な緑色に輝いて見え、
川の絵に、今までよりさらに心地よい冷たさを感じ、
ご飯の準備のシーンでは、ホントにぶわ〜っと煙の匂いに包まれた気持ちになり、
絵の中の焚き火のパチパチいう音が聴こえ、
キャンプ場の夜の静さと虫の声、昼間とは違う、少しだけひんやりした空気。
見あげた星空の圧倒的な存在感・・・
全てが色や音や匂いを伴って甦って来ることでしょう。
さぁ!読み終わったら、ぜひキャンプに行きましょう♪
そうすればこの本は
一粒で二度も三度も美味しい本になること間違いなしです。