私が、小学生のときに、教科書で読んで、とっても衝撃を受けたことを覚えていました。
小さくても、集まって大きなさかなに見せるなんて、
なんて賢いのかと、大好きなお話でした。
息子が、この絵本を楽しめる年齢になりました。
教科書とは違い、すばらしい色彩の絵を見ることができます。
私は、息子に読んであげるのに、字を追いながらも、全体の淡い海の様子を堪能していました。
すると、息子が、「見てみて。スイミーの顔、こんな顔!」
と、あごをひき、目は上目遣いでにらみをきかせ、迫力ある顔をしています。
スイミーが考えて、考えて、大きなさかなに立ち向かおうと決心したページのスイミーは、
ほかのページのスイミーとは、表情が違います。
やはり、絵本は、絵の一つ一つに、作家のメッセージがあるんだと感じました。