レオ=レオニを知らなくても、
この一冊を知らない人はいないのではないでしょうか?
娘も、他の作品の巻末に掲載されてた
数多くの作品の中から、『スイミー』を見つけ、
「これ!しってる!これ、みたい!!」と大興奮。
現物を前に「この くろいおさかなはね、めになるんだよ」と、
一生懸命語ってくれました。
もちろん、私にとっても思い出の一冊。
いつ読んだかも思い出せないくらいなのに
お話は、はっきりと頭の中にありました。
ちいさな ちいさな さかなたち。
こども達は、このさかなのなかに
じぶん達の姿を重ねあわせるんだろうなって思います。
不安、恐れ、外の世界に飛び出す勇気と
新しいことを知ることへのワクワクした気持ち。
そして、この ちいさな ちいさな さかなたちが、
おおきな おおきな 敵を追い出す爽快感。
スイミーは、こども達が持っている本当の姿。
自分もスイミーになれるはず。
きっと、こども達は、そんな風に感じるからこそ、
大人になっても忘れられない一冊なのかなって、感じました。