絵本っていうと、ふわふわ可愛い絵とファンタジックなお話がつきものだと思っている人たちにとっては、
この本は「No Good」と感じられるでしょうね。
でもね、子どもってそんなに甘く生きてるわけじゃない。
大人以上にストレスフルな毎日を闘ってるのですよ。
そんな彼らに、
「みんな仲良くしよ〜ね」とか
「仲間はずれはやめましょう」なんていう上っ面の人間関係だけを強要しても、意味がない。
「あいつが きらいや」と感じるところから、
一歩を踏み出す力を与えるのが、文化というものだろうと思う。
長谷川集平の久々の新作『ホームランを打ったことのない君へ』に、
「はせがわくん」がちょこっと出ています。
相変わらず泣き虫だけど、ちゃんと友達におぶってもらって野球の試合を観戦してました。うれしかったなあ。
がんばれ、全国の「はせがわくん」!