とってもほのぼのとした、おばけの家族の一日が描かれています。
「さくぴー」と「たろぽう」っていう名前もかわいい。
おばけの家族と、人間の家族が並行して登場するのがユニークです。
おばけもおかあさんが買い物に行って、お父さんは人をおどかすしごとをして、子どもたちは保育園。保育園のあいさつは「こんばんは」で、寝るときはお母さんが「もうあさよ ねなさい。足がはえちゃうわよ」なんて言う…
活字になっていない、絵に書き込まれた小さなセリフたちがかわいくて、娘もあちこち楽しんで眺めていました。
たろぽうがこっそり明るいうちに抜け出して、人間のたろうに見られてしまう、おばけの家族と人間の家族の生活が交わる瞬間にも、ドキドキします。
たろうは、「あっ、おばけ!」と、何の疑いもなくおばけを信じてて、こういう子がおばけに会えるんだろうな〜なんて思いました。
大人も一緒に楽しめる絵本です。