落語絵本シリーズ6。
やはり、さんまが旬に読んであげたいですね。
江戸の目黒を通りかかった殿さま、農家から流れてくるさんまを焼く匂いに気付き、
さんまを所望するのです。
日頃下魚とされている庶民の魚、しかも、焚き火で焼いた黒焦げにもかかわらず、
焼きたての魚のおいしさに開眼する訳ですね。
そもそも、毒見が必要な殿さまの日々の食事。
高級食材のご馳走であっても、おいしさは、作りたてにかなわない、ということです。
殿さまの、上流階級ならではの感性が笑いどころですね。
毒見の風習、調理法などの基礎知識があってこそ、オチがわかるので、
小学校高学年くらい以上でないと、難しいかもしれませんね。