インディアンの村に、宿を求めてやってきたおばあさん。
若者は「どうぞすきなだけいてください」と泊めてあげました。
翌日、村のみんなが狩りや畑へ出かけている間、
おばあさんはおいしいパンを焼き、帰ってきた皆にふるまいます。
みたこともないそのパンを、どこで手に入れたのか
秘密を知りたくなった若者は、おばあさんが
パンを作るところをこっそりのぞいてしまいます・・・。
表紙をみたとたん、「子どもの頃読んだ本だ!」と
思いだして嬉しくなったこの本。
独特な絵で描かれたこけしのような不思議なおばあさんの風貌、
そしてパンをつくる驚きのシーン。
ラストへ向かう展開もさらに衝撃的です。
子ども心にインパクトがあったんでしょうね、
今まで思いだす事がなかったのに、
ページをめくるたびに記憶が蘇りました。
私は子どもの頃大好きで何度も読んでもらった本ですが、
初めて読んだ主人は、見開きの絵を見て「気持ち悪い!」と言い、
パンを作るシーンでは「うわぁ〜!食欲なくす!」とやはり
衝撃的だったようです。
好みがはっきり分かれる本だと思います。
息子にはもうすこし大きくなってから読みたいです。