なんとゆったりとした時間が流れている家族なのでしょう。時間に追われて生活している私たちには、とてもうらやましく思えてしまいます。夕暮れともに灯るろうそくの灯り。なんだかとても懐かしく温かく感じます。昔の日本の大家族は、きっとこうだったのでしょうね。まきを順番でたいて、お風呂にみんなで入って、一緒にゆうげの食卓を囲み、今日会ったことを一人一人話しながら、眠りにつく。テレビやゲームなんてないけれど、ある意味、とても豊かな生活だと思います。
私はこの絵本が、ちょっと上から見たような感じで描かれているのが大好き。
まるで14ひきのかぞくのおうちを覗き見しているような気持ちになれるんだもの。表紙裏の木の根っこのおうちの間取り図を見ながら1ページ1ページ想像を膨らませながら読むのでした。女の子は大好きな絵本かもしれませんね。だってまるでおもちゃ箱をのぞいているかのようなんだもの・・・。文章も子守唄が緩やかに流れてとても安らかな気持ちになれます。もう少し娘が大きくなったら、お休み前の1冊として読んであげようかなぁ。