5〜6歳位の子供には、結構長いお話しですが、大好きな物(ミニカ−、蒸気機関車、そして押入れ)が、一杯出てくるので、最後まで飽きずに楽しんでくれる絵本です。
保育園の先生達の気持ちや性格も、きっちり描かれていて、園の出入り口に張られている、「あそびにはいらないでください」の張り紙が、最終ペ−ジで無くなっている事に、作者のメッセ−ジが、伝わってきます。
私達が子供の頃は、”押入れ”は薄暗くて、壁の木目が人の顔に見えたりして、それはそれは恐ろしい場所でした。
はてさて、今の子供達は、きれいな押入れの中で、あのおっかない”ねずみばあさん”に出会えるのでしょうか?
この絵本を読み終わったあと、おちびちゃん達に、パパ、ママの小さかった頃の、押し入れの思い出話しを、ぜひ、してあげて欲しいと思います。