孫娘5歳の秋、どんぐり本を求めて購入した一冊。
可愛げな男の子とどんぐりの表紙からは、「楽しい楽しいどんぐりあそび!の絵本」なのかなと思わせつつ、どうしてどうしてスケールの大きいお話に。
当時の孫娘にはちょっと長めで、特にラストは理解できなかったかもしれません。
6歳になった今年の秋、「読んで」と引っ張りだしてきました。
「こういうお話だったのか」という感じで聞き入っていました。
成長するどんぐりと男の子の交流していく姿が、経ていく四季と年月の中に、心情まで投影されているような絵に、読み手のこころが揺さぶられます。
シルヴァスタインの「おおきな木」の感想にも重なりますが、孫娘が今この本の何に惹かれ何を思うのか理解するのは難しいところですが、秋になるとまた引っ張りだして、新たな発見を重ねてくれるといいなと思います。