みんなのためにがんばっているライオンのようすが、なんとも痛い気で、読み進めるうちにどんどん心苦しくなってしまいました。
こんなライオンの生き方はとてもできないけれど、一生懸命尽くしている姿から、自分も何か他の人のためにやれることはないかなと考えることができました。
この絵本一冊で、生きて死ぬということがこの世界で繰り返されていることを知ります。そして、すばらしい生き方をしたものは、死んでしまっても、残された功績はなくならないし、死後の世界でも幸せでいられるのではないかと思いました。
子どもが読むのと、大人が読むのとでは、味わい方がちがうかもしれませんが、もし、子どものとき読んだのであれば、大人になってもう一度読んでみてほしいなあって思える一冊です。