ラルフはセイラの猫です。
ブランコのさがった枝を切ったり、
お父さんの大事なパイプでシャボン玉をしたり、
ご馳走に頭から突進したり・・・。
なんともすごい猫です。
ここまでくると、
痛快でなんだか自分もやってみたい衝動にかられるから不思議です。
どんなにあくたれでもセイラはラルフが大好きなのですね。
最後まで愛してくれる人がいるからこそ、
自由奔放にふるまえるのでしょうね。
弱りきったラルフを迎え入れるセイラの優しさにホッとさせられます。
ラルフの破天荒のあくたれぶりと、
セイラの真の強い愛情とのバランスがうまく描かれています。
鮮やかでモダンな絵も魅力のひとつですね。