下の子に読んでみました。うちの子はキツネがかぼちゃを割ってしまったあたりから、「なんだか怖いことになるんじゃない?」と、結末を心配していました。
私的にはちっとも怖い結末ではなかったので、
「大丈夫だよ」と太鼓判を押して読みつづけたのですが、
やっぱりラストはうちの子のお好みじゃなかったそうです。
(ちょっと残念。もっと楽しんでくれると思ったのに!)
織茂恭子さんのイラストも明るく楽しい絵柄でした。
ぼのさんの感想では、「わらしべ長者に似ている」とありましたが、
私は大陸バージョン(中国や朝鮮半島)の「ふるやのもり」にも似ている。と思いました。
しかも出てくる動物がキツネはともかく、馬(卵からは生まれてませんが)、サル、トラで、大陸に伝わる「ふるやのもり」によく似た昔話では、日本の狼に当たる動物がトラなんですよね〜。
どちらにせよ、テンポがよく、楽しい話でした。
後書きを読むと、ベンガルの風習や文化についての豆知識が書いてあります。「馬のたまご」という言葉自体とても生活に密着した諺のようなものだったんだな〜と、勉強になりました。