次男が図書館で借りました。
実は彼は、前日に転んでアスファルトに思い切りおでこをぶつけ、大泣きしたのです。眉間に第三の目のような大きなたんこぶを作り、かなり長時間ご機嫌斜めでした。
こぐまちゃんが階段から落ちてたんこぶを作ったところでは、「痛そう」と同情していました。
我が家の子どもは3人とも、親の目の前で椅子から落ちたり、階段から落ちたりして、たんこぶを作った経験があるので、私もある種の感慨を持ってそのページを読みました。
自分が階段から落ちたことなどすっかり忘却の彼方であり、現在はまったくたんこぶとは無縁の娘だけは、楽しそうに見ていましたが・・・。
その次は、おだんごの串が刺さって痛いこぐまちゃん。唐突にだんごシーンになったので、ちょっと違和感がありました。
この本は、教育的意味を多分に含んだお話のようですが、せっかく物語の形式をとっているので、もう少しスムーズに流れた方が私としては好きですね。
最初に「強い子は泣かないのっておかあさんはいうよ」という文章がありましたが、ここはちょっとなじめないかな。
私は、泣くなという気はさらさらなく、泣きたいときは泣けばいいと思っています。そして泣かなかった時は、「強いねえ」と褒めることにしています。
だって泣きたい時って、大人でも、我慢するより大声で泣いてしまった方が、スッキリして回復も早いのですから。