たのきゅうって、もろきゅうの仲間かと勝手に思っていました。笑
田能村の久平さんで、たのきゅうなのですね。
母の病に実家へ帰る人気役者のたのきゅうさんと、人を襲う妖怪(?)うわばみとの、ちょっとドキドキするけど楽しいお話です。
「芸は身を助ける」の言葉通り、役者であることで命が助かったたのきゅうさん。
でも、お話はその後もまだまだ続きます。
うわばみをやっつけた後で、またとんでもない幸運が。
たのきゅうさんの機転のよさが、大きく大きく功を奏した展開に。
ラストは同じ落語の「まんじゅうこわい」にソックリだなと感じましたが、作者である川端さんは少し言葉を付け足して違った形で終わらせています。
今まで落語をそのまま絵本にしているのかと思ったら、違ったのですね。
その作品作品だけでなく、シリーズ全体を通してひとつの作品にしているようで大変感心しました。