ルラルさん、なんとも愛おしい人ですね。
なんとなく、そばにいて、力づけてあげたくなるような方です。
にわのみんなでなくても…
おとうさんとのくだりは、まるで歌のようです。
自分のバイオリンは、おしりがむずむずする音だから、とつぶやくルラルさんに、ワニはいいます。
「そこがいいんじゃないか」
そう、自分がだめだと思っていても、人にとってはそうではない時もある。
心があたたまる、幸福で、なんとも素敵な瞬間です。
最後のページの、バイオリンを弾くルラルさんの後ろ姿は、なんともいえません。
つい、お尻に注目してしまいます。