本に書いてある対象年齢は3歳から小学校初級向きとありましたが、うちの動物好きの上の子は、私の絵本用のバックからすかさず見つけ出し、チェックしていました。
「親代わりのちょんが、いい味出してると思ううよ」ですって。
迷い子猫のごんごんの目線で描かれた、特に大きな事件があるわけでもない、淡々としたネコの日常ストーリーだったのですが、
親代わりというか、何か起きたときに兄貴分のちょんの的確な「教え」を伝授するところが、すごくいい感じで、
読み終えた時、やたら心に残りました。
色鮮やかなイラストで、遠目でも見やすいので、幼稚園や学校の読み語りにもお勧めです。ただ、どちらかというと低学年くらいのお子さん向きのような気がします。