鳩が2羽描かれた、まばゆいばかりの黄色い表紙。
MOEという雑誌の、2003年絵本ベスト30の中に入っていて、気になっていたんです。そしたら、「幸せの絵本」でも紹介されていて、ますます読んでみたいなあと思っていました。
やっと見つけて、借りてきました。
のろのろのぼくと、あわてんぼうのわたし。
性格のまったくちがうふたりが、それぞれはっぴぃさんに願いを聞いてもらうために、山の上の大きな石を目指します。
はっぴぃさんって何なのか?!ふたりはちゃんと会えたのだろうか?!読めば読むほど、深いです。
のろのろは なんでもていねいだから。
あわてるのは なんでもいっしょうけんめいだから。
自分が短所だと思っていたことでも、相手から見れば長所に見えるかもしれない。
相手のいいところを見つけてあげることが、そのまま自分のいいところを見つけることにもなるんですね。
それだけでも、充分幸せな気持ちになれるのですが、もうひとつ深いテーマが隠されています。
ああ、本当にこの世から、醜い争い事・悲惨な事件がすべて消えてなくなりますように。
心の底から祈りたくなります。
ちなみに、長女ははっぴぃさんの正体は、「太陽でしょ?!」と言ってましたが・・・???
ぼくとわたしで、声色やスピードを変えて読んであげたら、喜んで聞いていました。