今回の旅はスペイン。ミロやピカソ、ガウディなど、歴史に名を刻む画家や建築家が多く生まれた国ですが、この絵本の中にも、彼らが遺した数多くの絵画や建造物が登場します。芸術の秋にぴったりの1冊かもしれませんね。
そして、もう1つ、スペインと聞いて思い出すのが闘牛ですが、娘は、そのページを見てすぐに、「あっ、この子(牛)、本当は闘うのがきらいな子なんだよね。さっきまで、こっちの木の下に座って、お花を見てたんだよね。」と、言いました。「はなのすきなうし」のお話に出てくる「ふぇるじなんど」という牛を思い出したんですね!
いろいろな絵本のお話をつなげて読めるのは、素敵なことだな、と感じ、子どもの想像力がちょっと羨ましくなりました。
このシリーズはどれも、本当に旅人といっしょに、古いヨーロッパの町並みや、のどかな農村風景の中を、ゆっくり、ゆっくりと、馬で旅をしているような気持ちになれるすばらしい絵本です。