表紙の絵が気にいったので読んでみたのですが、内容は詩。
オランダを代表する作家と画家による詩画集との触書で、詩を味わうという主旨の絵本でした。
少女から見た世界を詩にしたもので、絵とマッチしていて、とても幻想的な世界に浸ることができました。
詩は好き好きあろうかと思いますが、23編もあるとどれか一つぐらいは、心の琴線に触れる作品もあるはず。
「ほんとのママ」
ママは ねてる
わたしのこと みてくれない
はなしも きいてくれない
そうっと ママの みみを
ひっぱってみる
めを あけてよ ママ
はやく ほんとの ママになって
わたしはこの詩が一番好きです。
ママは疲れきっているのでしょうか?
切ないシーンだと思いませんか?
たまには、こうした作品も良いかと思いました。