長新太さんが亡くなってずいぶん過ぎてしまったというのに
彼の遺した作品がどんどん大きくなっている。
トンカツを食べた月のようだ。
こんなにも愉快で不思議で楽しくて、その上に不気味な絵本は長新太以外にはない。
いくら読んでも読み飽きなくて
たくさんの大人にとどけたい。
何にも感じない人や、ばかばかしいとつぶやく人や、クスリと微笑む人、
あっといって打ちのめされる人も極々まれには居るようですが、
やはり脳みその柔らかな子どものような大人のためにある本なのだ。
キャベツくんを道連れに
つきのかがやく夜道を歩きませんか。