はじめて「キャベツくん」を読んだ時、なんじゃこりゃーと思ったけれど、さらに、なんじゃこりゃーが、この絵本です。
キャベツ頭のキャベツ君も、かなりインパクトのあるキャラクターだと思うけど、この絵本に出てくるのは、トンカツです。
しかも、ちょびひげつき、ブタの鼻つき、4本足で、目がないとくれば、これは、もう、まさに、なんじゃこりゃー!の世界です。
しかも、キャベツ君と、ブタヤマさんが、なんだか得体が知れないなぁと思っているうちに、最後はどんでん返し。
お月さまが、トンカツを食べてしまう。そんなのありかー?
究極のナンセンス。
言葉を失う母をよそに、
「ほんと、これっておもしろいよね。」
「おもしろい。お母さん、他にもあったら借りてきて。」
と子どもたち。
子どもは、このナンセンスに対応できるのですねぇ。すばらしい。
大人と子どもは、心のあり様が違うのだと、改めて感じた1冊となりました。