寝る前のひととき、
薄暗くなった部屋にある本棚から
2歳の息子はガサゴソと本を取り出し始めます。
「ぐりぐらがいいの〜」
少し黄ばんだ、ぐりとぐらの本。
30年前私が読んだお下がりの本。
ぐりとぐらが、森の中でどんぐりや栗を拾ったり、
大きな卵をみつけたり、
その卵をどうやって運ぶか考えてみたり・・・・
息子も、2匹が腕組みして考えていると、腕組みしたりして
ぐりとぐらのお話の中へぐいぐい引き込まれてしまいます。
最後に、ぐりとぐらのカステラが出来上がると、
カステラを一つつまんで、隣の部屋にいるパパまで
「どうじょ」と届けに行きます。
それから、ママに「どうじょ」。
最後に息子も「あま〜い」といって食べるのです。
長い年月読み継がれ、優しい時間をくれる温かな絵本です。