図書館で見つけたのですが、なかなか古い絵本で、初めて開いたとき、時間のたったカビ臭いようなにおいがしたのが、すごく印象的でした。
この絵本を見て思い出すのは自分の子供のころです。電車好きのいとこのために、夏休み、朝から手をつないで、近くの線路まで電車を見せに行きました。
「昔はよかった」と口にしてしまうのは、自分が年をとった証拠のようで、イヤなのですが、こういう絵本を読むと、つい子どもの頃を邂逅してしまいます。
電車が一台通りすぎることも、なんだかとても素敵なことのように思えていたあの頃が、やけに懐かしくなったりしてしまいます。
小学校の高学年の子ども達にこの絵本を読みましたが、反応は今イチでした。出来たらもう少し年下の低学年の子どもたちか、もっとずっと大きい人たちに読んだほうが、反応があるかもしれません。