リサとガスパール。読む前は、可愛いばかりのシリーズ絵本かと誤解していました。
絵は4歳半孫娘がお好みの、優しさ、可愛らしさなのですが、話の内容は、なかなかどうしてですね。
とりわけ、この絵本。孫娘も、少々戸惑いの様子。
ガスパールが、かくしたリサのローラーブレードを、リサに分かる場所に置きリサに気づかせるページに続き、最終ページの一緒に楽しく遊ぶページとの行間 (絵間)に、ガスパールの「ごめん。ぼくがやった」と謝罪の場面を想像させているとするのは、深読みなのでしょうか。
もっとも、仮にそうでないとしても、謝罪のことば少なく永らえて生きてきた私としては、「謝るって、なかなか難しいよね」と、いったところですが。
年中さんとなった保育園でも、大の仲良しともだちと激しい言い争いをする今日この頃の孫娘。
この絵本の最終ページのように、けんかしたあとも上手に仲直りして、また一緒に遊ぶほうが、「ずーっと たのしい!」と、分かってくれればそれで充分。