最初から最後まで長〜い一文。
こんな絵本はじめて読みましたが、それがとてもいいんです。
句読点で区切られないからか、絵本の世界にすーっと入り込んで、「ぼく」と一緒にとしおくんの家族を眺めているような気分になりました。
今どき珍しい大家族。こんなにたくさんの人数分ごはんを作るのは大変だろうなぁと思いますが、でもワイワイガヤガヤ賑やかで楽しそう。商店街の中の八百屋さんってシチュエーションがまたいいです。
娘は読み終わったあと「いいな〜」とポツリ。やっぱり楽しそうだと思ったのでしょうね。核家族でお父さんの帰りも遅い我が家は「ぎゅうぎゅう」とは程遠い「すかすか」家族ですから。
つちだのぶこさんの、ところどころ洒落が効いた絵も素敵でした。