ボクとおとうさんが、近くの広場に捨ててあった
ちいさな木の椅子を拾ってきた。
捨ててきなさいってお母さんが言ったけれど、
ボクは「どうしても捨てたくないの」って
ぼくのものとして置いておけるようになります。
ありますよね、たまに何か拾ってくることって。
それはかなり「大人から見るとつまらない」もので、
私も「捨ててきなさい」って言っちゃいます。
だって、園で拾った「木の実」だとか「石」だとか。
拾ったそのときはとても価値あるものに見えてるのかな?
一緒におやつを食べるうちに、毎日大きくなる「いす」
そのうち、ボクが茶色の絵の具で模様を書いてあげると
「うれしいな、キリンみたいだ」って喜びます。
不思議なきりんいすとボク、不思議だけどなんか楽しい。
子供たちも「いいなぁ〜」って楽しそうでした。
まぁ、ホントにこんな椅子が来たら困りますけどね。