「うまって、ほえる?
ワン ワン ワンって」
という問いで物語は始まります。
その問いのページには、馬が骨を咥えてワンワンと鳴いている姿が描かれています。
次のページには答えがあって、この問いが続くという形式の絵本です。
この絵本の問いが良いのは、口語体で語りかけてくること。
きっと親しみを持って、答えを探すことができると思います。
それにしても、問題と回答がこんなにもかけ離れているというのも珍しいと思います。
羊が登場する問題の答えはハチだし、蝶の登場する問題の答えはトラ。
とても聞いただけでは、想像できないはずです。
良くあるパターンの絵本ですが、そのキャラクターとその色合いに、卓越したものが感じられると思います。
鳴き声中心の絵本なので、セカンドブックあたりに丁度良いのではないでしょうか?