見事な刺しゅうの絵本に、最初はびっくりしました。手作りの温かさとサンタさんやくまさん・しんちゃんのそれぞれの、心の温かさがマッチして本当に心の底までジーンとくる絵本です。
子どもに読み聞かせていると、しんちゃんは私で、サンタさんが神様に、くまさんが自分の子どもに置き換わっちゃって、どうしてか子どもが生まれた時のことを思い浮かべてしまいます。本当は、神様といたかったけど、待っているわたしたちのところにきてくれたようで。これを読むと、子どもたちにつらい気持ちにさせていないか、幸せにするだけじゃ足りない、幸せを感じさせてやらないといけないと強く思う本です。