始めの1ページ目から、フランシスは本領発揮してくれています。
一緒に野球をしたいと言う妹に、
「あんたはちいさすぎるからだめ。」と断ります。
そして泣き出してしまう妹を放って、小さい妹をばかにする歌(彼女が即興で作るのです。勿論。)を歌いながら、さっさと友達の家へ遊びに行ってしまいます。悪気はないのですが。
姪っ子は「意地悪ね〜。フランシス。」と初めは言ってたのですが、読んでいくうちに、フランシスの竹を割ったようなさっぱりした性格や、リアルな子供達の遊びや人間関係に近しいこの本の内容にどんどん引き込まれていました。そして読んでいる私も。
フランシスは、ちょっと理屈っぽいところがあったり、たまに意地悪を言ったりもするのですがそこがいいです!いい子すぎないところが。
それによく考えてみると、彼女の言ってる事はどれも正論なんです。
「あんたはちいさすぎるからだめ。」という具合に。
まるで昔の自分を見てるようで、いてもたってもいられなくなり、おもいっきり主観的になって彼女を正当化してみました笑