どこにいっても「素晴らしい」と評価の高い、やなぎむらのシリーズですが、
この絵本を読んで、心底自分もそう感じました。
いもむしのモナックさんがひっこしてきて、「サラダとまほうのおみせ」を開きます。
これは、子供でなくても興味津々。
「魔法って…何?」
読み聞かせながらも、頭をぐるぐる回るこの質問。
この絵本の最初の方でそれは明らかになりますが、ほほお〜!!と思わず親子してうなづいてしまいました。
丁寧に描きこまれた絵が、とても綺麗、かつユニークですね。
季節感にもあふれています。
虫たちの珍道中も、彼らの個性や特性をよく現していて、楽しいです。
特に、川を一匹では渡れない、かたつむりのキララさんのために、はしをかけるところと、
逆に、最後に地図をなくして迷ってしまったみんなを、キララさんが助けるシーンが印象的です。
(ほたるホテルにも、似たシーンがありましたね)
こういう、心温まるシーン、いいですねえ〜
心がまだまっさらな子供たちに、何度でも読んであげたい絵本です。