文字通り、3人のサンタのお話です。
3人のサンタは、動物が大好きなサン、乗り物をいじるのが大好きなタク、楽器を鳴らすのが大好きなロース。
3人はサンタ学校の落第生。だって毎年彼らは、何をプレゼントするかで大げんかするんです。
サンは動物(のぬいぐるみかなぁ)がお勧めのプレゼントで、タクは乗り物のおもちゃ、ロースは楽器なんですもの!
だから、3人がいく街は1人に1個のプレゼントの規則がやぶられて、1人に3つもおいてかれるんですって。
おかげでプレゼントはすぐになくなっってしまって、プレゼントのかわりに歌を歌ったり(子供は寝ています)、だっこして揺りかごみたいにしてくれたり…。
こんな勝手なサンタ見たことない!最初はちょっとひきそうになりますが、落ちがいいんです。
3人のサンタが、決まって3つのプレゼントをくれるのは、知ってか知らずか、その年みんなを愉快にさせた子や優しい気持ちでいられた子なんですって。
下手をすると不公平に見えたり、嫌みにとられてしまう「サンタのプレゼント」を、明るく豪快に描いてくれています。
いとうひろしさんのなせる技ですね!