何の気なしに読んだ本だったんですが良かったです。
何が良かったかというと、エミールくん素敵です。
船長さんを助けたことをきっかけに人間の世界で暮らします。
そこでも、エミールくんはがんばって大活躍をしてみんなの人気者に。
でも、やはり海が恋しくて海に帰っていってしまいます。
船長さんは会いたくなると海に潜るんですって。
特にどうというお話ではありませんが、余韻の残るお話でした。
今までタコに気持ち悪いと思ったことはありますが、素敵だと思ったのは初めてかも。
それはエミールくんががんばっていて輝いて見えたからかな。
最近は、「がんばらなくてもいいんだよ。」というメッセージを含んだものが流行っているように思いますが、それはあくまでもがんばりすぎる人のため。
エミールくんと船長の友情を見て、やっぱりがんばったほうが素敵なんだなと再認識しました。