北九州市が出版した幼児向けの人権啓発絵本です。
小さい子にも難しくなく、楽しめるように仕上がっています。
動物達が輪になってみんなで楽しくダンスを踊っていた時
一匹のネコが言います。
「みんなのかたちがバラバラで輪がきれいに見えないよ。」
「キリンは一人だけ首が長い!ゾウは一人だけ鼻が長い!
うさぎも、きつねも、ペンギンも・・。
みんなみんなだめだー!!!」と。
結局ダメだと言われた動物達が全て抜け、気がつくとネコは一人ぽっち。
その夜、ネコは思い出すのです。
キリンが長い首で木の実をとってくれたことを、
夏の暑い日ぞうが長い鼻で水をかけてくれたことを。
ネコは大切な事に気がつきました。
いろいろなみんながいるから楽しいんだと。
心がほんわかする絵本です。