大人にとって時にそれこそ「かいじゅう」に見えてしまうこどもたち。ママに叱られ、『この かいじゅう!』とどなられたことから、(反省どころか)マックスの想像のはねがどんどんひろがり...。もしかしたら眠りこんでしまって夢を見たのかもしれません。
ちょっと気味が悪い姿のかいじゅうたちがいる国へ果敢にのりこんでゆき、あっというまに王様になってしまうマックスの言葉遣いや挿絵の顔つき!!ちょっと小生意気な目をしたマックスがかわいくて、男の子を持たない私としては、もっとやれー!と応援したくなるような気持ちになります。
でも最後にはやっぱり、だいすきなママのところへ帰りたくなるんですね。こどもたちってやっぱりママが大好きなんだな、ほんとは『ごめんね』って(いえないときでも)心で思ってるんだなと思わせてくれる本です。ママたちもみーんな、きみたちが大好きだよー!って、読んだあとママたちもしあわせになれるんじゃないかなと思います。