息子はまだ2歳なので、こんなに長いお話は聞けないと思いますが、
私(母)が興味があったので読んでみました。
大きくなったら読み聞かせてあげたいと思います。
ゆうたは、自分が生まれたときから一緒に育ってきたくるみの木を、とても大切に思っています。
一人で暮らしていたおばあちゃんが、ゆうたの家で暮らすことになり、
最初は喜んでいたゆうた。
でも、そのためには、おばあちゃんの部屋を作らないといけないから、
くるみの木を切る必要があったのです。
「切ったら木がかわいそう」と抵抗するゆうた。
でも、おばあちゃんが「やっぱりおじいちゃんといた家に帰る」というと、それもかわいそうで・・・。
迷って揺れ動くゆうたの心が、痛いくらいわかるのです。
でも、やっぱり「生身」のおばあちゃんを優先したゆうた。
ちゃんと、まっすぐに、育っているなぁ、と感動しました。
それは、お父さん・お母さんの愛情と、
その両親を育てたおじいちゃん・おばあちゃんの愛情と・・・
たくさんの愛情が、何世代も受け継がれてきたからですね。
最後に、くるみの木の実をまた埋めることで、
命のあり方も考えさせられます。