聞いたことはあったんです。もともとあったセントニコラスのお話が、アメリカで「サンタクロース」のお話になったんだと…。
今さらですが、この絵本を読んで、初めてクレメント・C・ムーアという学者さんのこと知りました。
また、今回手にした絵本は、「オズの魔法使い」の挿絵で超有名なウィリアム・W・デンスロウが描いたものでしたので、それはもう!見ごたえがありました。
1ページ1ページが優しいポエムのようなリズムのある文章でしたし、子どもたちの眠る姿や、ちょっとおとぼけの(サンタを発見する)お父さんの表情も、素敵でした。
現在の私たちが想像するサンタクロースは、大柄で、長いひげをはやしているイメージがあったので、最初のサンタクロースが、目がくりくりしている小人のサンタクロースというのは、ちょっと別人のように感じてしまいました。
何はともあれ、とても素晴しい作品なのですが、子どもたちにはもう少し大きくなってから読んでもらいたい絵本ですね。